肉のまる公 前編

僕の生命線である豚。

質の良い豚を安定して仕入れる為には、

お肉屋との蜜な関係が必要不可欠だ。

店をオープンした頃は、直接、生産者から豚を半頭で買っていた。

今、思えば余りにも、リスクが高いことだった。

言いたい事があっても生産者には直接言えない。

切られたらおしまいだからだ。

 

でも、今は違う。

彼ら(写真上、社長と息子)の厳しい目を通って選び抜かれた豚たちが

僕の手元に届くわけだから、、、

こんな頼もしいことはない。

僕は、

「この二人なら、安心して任せられる。」と思った。

そう言い切れるまでの、絶対的信頼は、きのう今日では作れない。

 

信頼とは、時間がつくりだすものだ。

                               つづく