食欲の秋 豚の秋

小谷から今年も放牧豚が届きました。

4ヶ月の期間限定(雪深いため冬場、放牧できない)の豚。

しかも、年間200頭の少なさ。その分、目が行き届いてる。

餌の切り替えも順調で、去年よりも、ぱりっとしたいい肉質に仕上がってる。

これで、2週間熟成したところ。適度に水分がとんで、アミノ酸(うまみ)が増す。

色も変わらず鮮やか。いい豚の証拠だ。

 

去年の12月、小谷から生産者の方、役場の方、農協の方、松本のお肉屋さん

が、遠くから、わざわざバスを貸切って、DANLOに来てくれた。

ていねいに育てた自分たちの豚を食べて欲しかったからだ。

僕は、この会をどうしても実現したかった。

生産者~お肉屋さん~レストラン~お客さん

この四つの信頼関係があってこそ、初めて成り立つと思う。

 

みんな、自分で育てた豚を 「うまい!うまい!」と言って食べていた。

僕は、その光景を見ながら、

「この人たちがいないとDANLOは続かない」と思った。

 

僕は、生産者の人たちを支えていく。

 

 

どんなかたちでもいいから、、、、

 

くだもの王国

塩尻にある家族経営の塩原農園。ここは、果物の種類がいろいろあって

洋ナシひとつとっても、10種類以上ある。

それぞれ特長があるから、それを中にいる(お父さんか、お母さん)人と

相談しながら、味見しながら、買えるのが嬉しい。

果物は食べ頃がとても難しいから、料理人にとっても大変心強い。

そして、生産者が近いって、いいなぁと、つくづく思う。

果物王国! 信州万歳!

野菜から元気をもらう

僕がよくいく小淵沢の道の駅と蓼科の直売所。ここの野菜たちは

生命力に満ちている。いきいきしてる。こういう元気な野菜たちが

近くにあるって本当に幸せな事。その日の朝採ってきた野菜を店で

出せるなんて、料理人としてとても贅沢なんです。

今出してるとうもろこしのババロアは、まさにその賜物。

まじめに日々野菜と向き合っている生産者がそばにいるって

どんだけ貴重なことか、、、。

そのことに日々感謝しながら、この土地でないと表現できないイタリアンを

追求していきたいと思う。