中身で勝負

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上越の帰りに必ず寄る場所がある。

小布施のハイウェイオアシスだ。

この辺は果物の栽培が盛んな地域。

今時期はりんご一色。少なくとも10種類はあったであろう。

僕はシナノゴールドを買ってみた。

県産の品種だし焼き菓子に向いているから。

早速りんごのタルトを作ってみる。

皮は剥かずに8等分していちょう切り。

バターを入れりんごを入れてひたすら煮る。

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さらに煮詰める。

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このくらい茶色になるまで。

30個あったりんごがこんなに少なくなってしまった。(こんなにってどれくらい?)

タルト生地を空焼きしてアパレイユとこの煮詰めたりんごを合わせ

180度のオーブンで30分。そうすると、、、

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こんな感じ。

美味しそうでしょ!

見た目は地味だけど、食べるとうまい!

そんな素朴な焼き菓子が僕は好きです。

 

 

 

きのこの総括

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とうとうきのこの季節が終わった。

もう山に入っても彼等(きのこ)はいない。

いないことを確認して今年のきのこ狩りは終了となる。

あぁ、今年も寂しい冬がやってくる。

僕の人生に潤いを与えてくれたきのこたち。

今年は楽しませてもらったよ。

7月のアカヤマドリから始まって

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じこぼう

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オオツガタケ

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ナラタケ

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ホンシメジ

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コウタケ

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シモフリシメジ

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クリタケ

などなどいろんな種類が採れた素晴らしい年だった。

なかでも一番印象に残っているのは

松茸狩りだ。

代々松茸山を所有しているKさんにお願いして入らせてもらった。

普通、赤の他人を山に入れない。

場所を知られたくないし山が荒れるからだ。

変な取り方をしたり出そうな所を踏んだり滑ってしまったりすると

次の年は出ない。とてもデリケートなきのこなんだ。

だから素人は入れたくないし、勝手を知らない人に入られても山が荒れるだけだ。

でも心の広いKさんは僕を入れてくれた。しかも奥さんお手製のナラタケおにぎり付き。

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僕は幸運にも計10本松茸を採る事ができた。

見つけた時の感動は一ヶ月経った今でも鮮明に覚えている。

僕は山のこと松茸のことをKさんからたくさん教えてもらった。

知らない事ばかりだった。

そんな話を聞かせてもらった事も含めて僕には貴重な体験となった。

振り返るのはまだ早い気もするが今年は人にもきのこにも恵まれた年となった。

 

余韻に浸るのはこれくらいにして、きのこが無い今、

僕は料理に集中しよう。

 

 

ワイン造りの精神

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先日、藤原さんに誘われて東御市にあるシクロワイナリーに行ってきました。

今日は収穫ではなく病果取りのお手伝いに来ました。

熟せば熟すほど甘さがのっておいしくなる赤葡萄。

ギリギリまで収穫をのばします。

その反面虫や蜂、鳥、いたちなどの動物たちが狙っている。

つまり収穫量が2〜3割は必ず減る。

天候もふまえて収穫するタイミングが非常に難しく、味にものすごく左右する。

楽な方に流されない生産者飯島さんの頑なまでの信念を感じる。

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飯島さんは元自転車のプロ選手。

トップアスリートのストイックなまでの精神がワイン造りに生きている。

いや、妥協を許さない精神がないといいワインはできないのかもしれない。

そうとうメンタルが強くないとできないのかもしれない。

毎日黙々と夫婦2人だけでこの作業をしていると思うと僕は気が遠くなった。

たかが2時間足らずで腰が痛くなって疲れてしまった私。

僕には無理だ。ワインは無理だ。

飯島さんに限らずワインを造る生産者の方々に会って思うことがある。

みなさん共通して変態であるということ。(もちろんいい意味で)

情熱や愛を超えたところにいる気がする。

努力やストイックな自分をむしろ楽しんでいるような。

生きている酵母の泡を見て癒されるとか言うんですよ。

何時間でも見ていられるとか。

これって変態の域ですよね。(いい意味で2回目)

僕は料理は好きだけどそこまでではない。

そこまでにはなれない。

もっと現実的で打算的かもしれない。

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残りの人生を賭けてワイン造りにすべてを注ぐ人たちへ。

この畑が何十年いや何百年も続いていることを僕は想像する。

勇気と覚悟をもった人がその時その時代でバトンタッチしながら続いていくことを願う。

人はいつかいなくなるけど畑は残る。

歴史上こんなに長く続いている職業はワイン造りだけかもしれない。

だからこそワインを造る人はのめりこんでしまうのだろう。

 

やっぱり変態になるのも無理はない。(いい意味で3回目)