街は静まり返っている。
人が歩いていない。
冬の冷たい風がひときわ寒く感じる。
この何とも言えない閉塞感。
また4月の頃に戻った感じ。
果たしていつまで続くのだろう。
でも悪いことばかりではない。
皮肉にも体は楽。頭もスッキリしている。
大人数にクオリティを落とさず料理を出すというプレッシャーもない。
僕にとっては心穏やかに料理を出せている。
心に余裕があるから丁寧にお客さんと接することができる。
そう思えば決して悪いことではない。
要はどう考えるか、どういう見方をするか。
コロナだって見方によって良い面と悪い面がある。
経済は停滞し移動が制限され人はストレスを抱える。
その反面、二酸化炭素排出が激減し地球がきれいになっている。
人にとっては悪。地球にとっては善。
見方を変えると同じ事でも180度違う。
例えばコップに水が半分入っているとする。
それを見てあなたはどう思う?
半分しか入っていないのかぁ、と思うか。
それとも
半分も入っているラッキー、と思うか。
見方を変えるとはそういうことである。
世界中の人々が後者の感覚を持っていたら世の中はたぶん平和になると思う。