情報過多

イメージ

上諏訪駅、朝7時のあずさに乗って東京に行く。(正確には幕張)

目的は一つ、展示会。

ホテルやレストランに従事した人向けの展示会。厨房機器からお皿、料理本、

椅子やテーブル、洗剤、パッケージやロゴのデザイン、看板、メニュー表

経営戦略のアドバイスなどなど。

レストランにまつわるありとあらゆるものがある。

この業界も次々と新しいものが出てきて、久々にこういった類いの展示会に行った僕らは

完全に浦島太郎状態となる。

世の中はものすごいスピードで進んでいる。今日それを実感した。

 

正直、限られた時間の中であれだけのブースを全部見るのは不可能。

自分たちの興味あるとこだけ絞って回ってはみたものの、それでも

時間は足りなかった。

あまりの情報の多さに脳が追いつかない。処理しきれていない。そんな状態。

あっという間に終わりの時間。幕張から都心へ移動。

渋谷駅6時。予約していたイタリアンで食事。

新宿駅。最終9時のあずさに飛び乗って、諏訪に帰ってきたという慌ただしい1日。

東京(千葉も含む)の日帰りは結構しんどい。

人の多さに目も疲れる。他人との距離がやけに近い。

あぁ、しばらくは東京行かなくていいかな。

 

あと思ったのは、情報ってそんなに必要ないかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい風

PB050263

今年も行ってきました。日本酒のイベントJoy of sake。

もちろん、出店する側です。

今回は鹿と天然茸のテリーヌ はやとうりのピクルス添え

信州色を全面に出してみました。

PB050260

アミューズ位の大きさとは言え800食作るのは結構大変。

前日の段取りと当日スムーズに提供できるかいつも不安になります。

しかし今回はうまく落ち着いて出す事ができました。

3回目の参加となればさすがにイベントのこつをつかんできた感じです。

たまに店を離れてこういうイベントに参加するの好きです。

いつもとは違う発想になったり、新しいアイデアが浮かんだり、今まで気にした事もないことを

急に意識したりと、僕の中に新鮮な空気が入ってくる時なんです。

だから気分を変えるのはとても重要で、旅行もその一つなんです。

僕の場合、非日常の時にいい発想が生まれます。

一歩も外に出ないで自分を追い込んでもいい発想は生まれない。

僕はそう思います。

 

 

 

 

あまちゃん

PC070359

東京、幡ヶ谷にある中華料理のお店。チャイナハウス。

これは熊の手の煮込み。

鮑の出汁を含ませ、くせのない絶妙なお味。手の甲についてるゼラチンも旨い。

実はこの熊の手、元々DANLOの冷凍庫にあったもの。

以前、僕が白州の猟師さんから熊を一頭分丸々もらったとき、手だけはどうしたらいいか分からず

そのまま冷凍庫で眠らせていた。

ある日、お客さんのHさんがDANLOに来てくれて料理やレストランの話をしているうちに、

「東京においしい中華料理のお店があって、しかも普段食べない食材が出てくるおもしろいお店。」という。

そこで僕は「ここしかない!」と思い、Hさんに相談して無事熊の手を最高の形で成仏させることができたのだ。

PC070360

こちらはチョウザメの薬膳スープ

ゼラチンたっぷり。品の良いお味。体がポカポカしてきた。

出てくる料理どれもおいしくて品があります。

今回のお任せコースはそんなにDEEPではないようです。

Hさんに話を聞くとそんなものも!という珍品が出てくることもあるようです。

人間以外なんでも料理してしまうものすごいシェフなんです。

僕の想像を軽く超えている料理人です。

これが中国料理の真髄なんでしょうか。

同じ料理人として考えるのは、場違いな気もします。

いや〜とにかく圧倒されました。

いろんな意味で、、、

鹿や猪、熊を店で出すのに躊躇している私なんてシェフから見ればかわいいもんでしょうね。