満たされた夜

イメージ

いつもお世話になっている精密の会社の接待。

お客さんは初めて日本に来たというアメリカ人のデイブ。

見るものすべて新鮮で興味津々。

日本人が作るイタリアンももちろん初めてだ。

彼は一皿食べ終わる度に僕の顔を見てうんうんと頷いた。

時折笑みを浮かべて美味しそうに食べている。

どうやらとても気に入ってくれたようだ。

彼は言った。

どれも素晴らしい!最後のデザートまで!

そう言ってもらえると僕はもちろん嬉しいが接待した社長も嬉しいはずだ。

あぁ、ここにして良かった。そう思ってくれる。

全部出し終えた時、シェフも一杯どうですか?とデイブに言われ、

えっ!いいんですか?と言いながらそそくさとビールを注いでいた。

会社の接待の席に僕も明子も誘われて一緒に飲むなんていうことはなかなか無い。

かなり稀なケースだ。

だからこそ嬉しかった。

このお店美味しかった。プラスここのシェフとマダム。

僕らの人柄まで気に入ってくれたということ。

 

この日は僕も含めてみんな気持ちのいい満たされた夜だったに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

春を告げる

イメージ

暖冬の影響で例年よりも早くスタートしたアスパラ。

これを見ると春を感じる。

花よりも食材で季節を感じるのは職業柄。

今年も極太サイズのアスパラがDANLOのメニューを華やかにしてくれる。

諏訪は平らな場所が少なく肥沃な土地ではないため畑が少ない。

そんな中で矢島さんのアスパラは諏訪産と言える。

ざっくり長野県産ではなく諏訪産。

ほんとに地物の野菜だ。ありがたい。

2ヶ月間という短い命。

丁寧にシンプルにお客さんに出そうと思う。

イメージ

店の形

イメージ 1

DANLOはこの先どう進んでいけばいいのか?そんなことを考える。

今のままでいいのか?もう少しレストラン寄りにしたらいいのか?

なかなか難しいところではある。

 

昔からこの界隈は夜の街だから飲み屋や居酒屋、スナックが多い。

DANLOにも一杯飲みにふらっと来る人や2次会的な人、忘年会で使う人。

飲み放題を付けて宴会をしたい人。など場所柄そういうお客さんも取り込んできた。

かたや7500円のコース料理を1ヶ月以上前から予約してくれる人もいる。

どっちのお客さんも必要だと感じていたので今のスタイルになった。

しかしここ5〜6年で周りには飲食店が増えて、DANLOがオープンした頃とは状況が違う。

もちろん自分たちも変化している。

子供ができたり、体力も確実に落ちている。

このままの形でいけば店として安定感は出てきたという言い方もできるが

代わり映えしないという言い方もできる。

かといってレストランにしてしまうと地元の人はより入りづらい店となり、

年に1回誕生日に行く店となってしまう。

かといって別荘の人や県外の人がたくさん来てみんながコースを頼んでくれる保証もない。

 

諏訪という地方都市でレストランをやるということは非常にリスクがある。

でも一軒くらいそんな店が諏訪にあってもいいのかなとも思う。

結局自分たちがどういう店にしたいか!ってことだけなんだけど。

そう簡単には答えは出ない。

あくまでも僕の頭の中の話。

 

DANLOも歳をとってきた。

飽きられないようにここらでもう一度頑張らんと。

若いもんにはまだまだ負けられん。