最後の晩餐

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やっとブログに向き合えた。

確かに諏訪での営業は今月末で終わりだ。

でもDANLOが無くなるわけではない。

ちょっと場所を変えリニューアルするくらい。

だからこんなに駆け込み需要があるとは正直思わなかった。

原村に行く前に諏訪のDANLOで食べ納めをしなければ。

そんな思いで来てくれる。

本当にありがたい。そしてみなさんの愛をひしひしと感じている。

改めてDANLOというレストランはみんなに愛されていたんだ。

こんな大きな転機がないとその愛は見えにくいものだ。

風邪をひいた時、普段の健康的な日常がどれほどありがたいものかに気づく。

そんな感覚に近い。

何気なく16年間営業してきたけど,お客さんが誰かしら毎日きてくれて、

おいしかったからまた行こうか。と思ってくれて。そんな人が少しずつ増えて

今に繋がっている。当たり前のようで全然当たり前じゃない。

とてもありがたいことなのにいつの間にか薄れていく。

何回もDANLOに来てくれる。それは愛以外の何者でもない。

普通は普通じゃない。

だから今、みなさんの愛を噛みしめているところ。

今までDANLOを支えてくれてありがとうと言いたい。

 

残り5日間。感謝の気持ちを込めて料理を作る。

今更かもしれないけど、いつも以上に心を込めて作ります。

 

諏訪での最後の晩餐をご堪能あれ!

僕らは有終の美を飾りたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共存

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コロナが収束するまでは、、、

なんてそもそも人間のエゴな発想。

どうにかして押さえ込もうとする事自体

愚かな行為ではないか?

温暖化も人口増加も大規模な山火事も大洪水も干ばつも

想定外の台風も世界で起きている様々な災害は

みんな人間の仕業。

第二次世界大戦以降、欲望のままに突き進む人間の仕業。

自業自得とも言う。

もう地球は限界。悲鳴を上げている。

僕だって風の谷のナウシカを何度も見てる。

でも自分の生活、職業、とりまく社会は明らかに地球に負荷をかけている。

 

レストランで食事をする。

これは文化であり、嗜好である。

平和で世の中が安定している時は大いに活躍するが、

とたん有事になると何の価値もなくなる。

当たり前だが余裕がなければ文化は生まれない。

 

コロナは人間の敵ではない。

どんなに人間が力でねじ伏せても必ずまた違うウイルスが現れる。

収束なんて考えない方がいい。

共存していくしかない。

いろんなものが無くなって淘汰されても仕方ない。

そう腹をくくれるか、人間にその覚悟があるかどうかだ。

人間が地球もウイルスも支配することは不可能。

 

このコロナは人間の頭を冷やす即効性のある薬。

あるいは地球に蒔いた栄養剤かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいからこそ強い店

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2021年が明けましておめでとうございます。

去年はよくわからないまま終ってしまった感じです。

ですから今年は気持ちも新たに前を向いて歩いて行こう!

と言いたいところですが、、、なかなかそんな空気ではなく

そんな世相でもなく。

明るい未来になればいいなぁという希望的観測に留まる。

が、しかし僕らには暗い気持ちになって下を向いている暇はない。

原村移転という大きな決断をしたわけだ。

2021年の春、DANLO号という小さな船は大海原に放り出される。

大きな荒波にも耐えながら前へと進まなければいけない。

小さくても決して転覆しない船。沈まない船を僕らは造らないといけない。

 

さぁ、2021年の今年は新しいDANLOの始まり。

何が起こるかわからない。

大航海時代の幕開けです。