その先にあるもの

なかなか行けずにいた勝沼醸造。

やっとこの機会に訪れた。

 

 志村さんの分かりやすい説明で案内してくれた。

世界のワインの歴史。勝沼の葡萄の歴史。国産ワインの現実。

日本政府(国税庁)の考え方。地元農家との関わり。後継者の問題。

温暖化への対策。そして勝沼醸造の未来。

短い時間の中でいろんな事を話してくれた。

製糸業から始まった勝沼醸造が今大きな転換期にきている。

今まで植えてあった葡萄の木(カベルネソーヴィニョン、メルロー)を抜いて

そこに甲州(日本原産のワイン用ブドウ品種)を植えるという。

しかも垣根式栽培でやる。(写真上)

無謀とも言える挑戦が始まった。

ちゃんとしたブドウができるまで最低5年はかかる。

その間、この畑はお金を生まない。いや、むしろお金を費やす。

そもそも5年後にいいブドウができる保障なんてどこにもない。

会社のしては苦渋の選択だったに違いない。

僕は、なんでそこまでリスクを冒してまでやるんだろうと思った。

志村さんは笑いながら答えた。

「やらなきゃ何も始まらないでしょ?」

こうも言った。

「世界と戦える品種は甲州しかない。」

 

 

勝沼醸造は夢と希望と使命を胸に、新たな一歩を踏み出した。

僕も大きな一歩を踏み出そう。

未来を信じて、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心のゆとり

今、DANLOに生けてある「やまぼうし」

M瀬さんが自分の庭から枝を切って持ってきてくれた。

「上から花を見ることが出来ないから、これなら見れるでしょ。」

いい感性を持っている。60過ぎの男性でなかなかいない。

やまぼうしは高さ5~10mまで成長する。

白い花弁のように見えるが実は葉である。

果実は9月頃赤く熟し甘く、ジャムや果実酒にも適している。

近縁にハナミズキがある。

紅葉もすばらしい。

 

今、街のいたる所で咲いているやまぼうし。

一度気にして見てください。

ちょっと「ゆとり」が心を豊かにしますから。

BBQ会

今年初のバーベキュー。

メンバーが2人増えた。 K夫婦だ。

昨年、研修期間を終え、見事試験をクリアーして

正式にこの会の一員になった。

ただの遊びではない。

いつだって真剣勝負。

だから、厳しいルールを作る。

当然、縦社会になる。  はずが、、、

ご覧の通り、僕が決まって肉を焼く係り。

「毎日、仕事で肉焼いてんだから今日くらい休ませろー」

と言った。

「松本シェフが焼いた方が絶対おいしい!」

みんながそう言った。

もちろん悪い気はしなかった。

「やっぱり、そうだよな。」

僕は即答した。

あぁ、僕はこの大きな木の下でも肉を焼いている。

そうだ、それが僕の宿命なんだ。

 

     【豚肉を いつも焼いてる 皮肉にも】