地味な趣味

IMG 1041

ついにこの日が来た。

初めて降りた両国の駅。

向かうはもちろん国技館。

どうしても一度、生で相撲を観たかった。

しかも千秋楽。

僕らはわくわくしていた。

IMG 1065

豊真将と碧山

豊真将は所作が美しく好きな力士の一人だ。

IMG 1046

もちろん満員御礼。

欲を言えばもっと前で観たかった。

IMG 1088

千秋楽最後の一番。

白鳳対日馬富士。大歓声が沸き上がる。

日馬富士が勝てば全勝優勝。

文句なしの横綱昇進。

 

最後の最後で素晴らしい一番を観させてもらった。

お互い力を出し尽くした歴史に残る大一番となった。

日馬富士は2場所連続全勝優勝という偉業を達成し、横綱という祝杯を手にした。

 

やっぱり生はいい。

また来よう。

更に相撲が好きになった。

 

もっぱら今の僕らの趣味と言えば、、、

きのこ採りと相撲取り。

 

お後がよろしいようで、、、

 

お待たせっ!

気温も下がりやっと出始めました。

IMG 1025

オオツガタケ

IMG 1026

ショウゲンジ

IMG 1033

ベニバナイグチ

IMG 1031

ハナビラダケ

 

IMG 1035

真剣な眼差し

IMG 1037

仕分けと掃除。ここでやっておかないと後が大変。

 

さぁ、今年はどんな形でDANLOに登場するか?

僕が一番楽しみだ。

 

DANLOに秋の主役がやってきた。

 

さぁ、これから忙しくなるぞ!

本業よりこっちがね。

 

 

 

 

旅inNZ (4)

IMG 0996

NZ最大の都市、オークランド。

今まで見て来た街とは全然違う。

人の数、お店の数、高層ビル、4車線の道路。

ここだけ見たら東京とあまり変わらない気がする。

IMG 1015

この街の郊外で僕らは最後の晩餐をする。

New Style Japanese Cuisine             COCORO(いい名前!)

人気店なので事前に予約は入れておいた。

IMG 0998

今日のコースメニュー。英語のみの表記。

ニュージーランド人を相手に(お客さん)しているということ。

店内は満席。日本人は僕らとスタッフだけ。

いい店の空気感が漂う。

IMG 1000

地元で採れる生牡蠣からスタート

一皿ごとにお酒やNZ産のワインを合わせてくれる

IMG 1001

一番上の段には香りのいいおろしたてのわさび。

こっちで作ってくれる人を見つけたという。

IMG 1003

器やお皿でも楽しませてくれる。

IMG 1005

ここで真澄に出逢えるとは!!奇跡的!

真澄も遠く海を渡ってきたんだなぁ。と感慨深げな私。

IMG 1008

出汁も丁寧にひいてある。

IMG 1010

こっちの人はテリヤキソースが大好き

NZ人を意識したメニュー構成だ。

IMG 1011

デザートには日本らしい抹茶、黒ごま、あずきを使う。

 

この店の素晴らしいところはどのスタッフも一つ一つ丁寧に料理やお酒の説明をしていたこと。

日本人のスタッフが日本酒の香りや味はもちろん、お米の磨く割合、純米酒とは何か?日本のどこで造られたお酒なのか?

を隣のカップルに英語で説明しているのを聞いて、僕らは感動した。

こんな気合いの入った店がこの国にあるとは、、、

同じ日本人として嬉しく誇りに思う。

IMG 1018

最後のお客さんになった僕らはシェフと話をすることができた。

仕入れのこと、業者のこと、食材のこと、シェフがこの地に来た経緯、

オープンまでの道のり、外国人としての扱い、スタッフとの距離。

もがき苦しんだ日々、賞をとったときの嬉しさ、この先の自分のめざすところ。

シェフは走馬灯のようにいろんな話を熱く語ってくれた。

 

とにかく、ここの人に日本を知ってもらいたい。

日本人だけが持っている気遣い、思いやり、繊細な心、器用さ、ひたむきな姿勢、圧倒的な技術、うまみを感じる味覚。

世界に誇れるものがたくさんある。

そんな思いで日々挑戦しているんだと思う。

異国の地で自分の店を出すことは並大抵のことじゃない。

彼の生き方そのものがこの店の味になっている。

 

僕は遠い異国の地で「生き抜く力」と「日本人としての誇り」を手に入れた。

このふたつはとても価値のある土産だ。

 

おわり