諏訪湖ハーフマラソン出場

僕は走り切った。

僕は自分自身に勝った。

僕は達成感に満ちていた。

 

正直、不安だった。

1ヶ月前から週2~3回走ってはいたが、たかが30分のジョギング程度。

21kmは未知の領域だった。

走ってる時、僕は高校時代の部活を思い出していた。

炎天下の中、ろくに水も飲ませてもらえず走った夏合宿。

それと比べたら給水所はあるし、天気は曇り、気温だって快適な10月。

そう思って、もっと辛かったことを思い出しながら走った。

 

ゴールした瞬間、あぁやっと終わった。と心の中で叫んだ。

2時間21分は長かった。しんどかった。

でもなぜか、またやりたい、また来年走りたいと思った。

僕はただのMなのかもしれない。

いやそうじゃない。またこの達成感を味わいたいからだ。

 

周りの風景を楽しむ余裕。

子供たちの声援に笑顔で答えられる余裕。

大会の次の日も普通にジョギングしてる余裕。

来年はそんな走りをしたい。

 

そして、僕が身をもって知ったこと。

それは、諏訪湖ってこんなにでかいんだ!ということ。

もうひとつは、サッカー部だった時の貯金(体力)はどこにもなかったってこと。

 

これから少しずつ貯金していこう。

来年の今日のために、、、

 

 

 

山の贈り物

諦めかけていたその時、一筋の光りが差した。

去年も行ったあの場所にムキタケはあった。

確かに存在した。

僕らは息を飲んだ。

ゆっくり深呼吸して、ありがとうと言って手を合わせた。

そして採る喜びを噛みしめながら丁寧にひとつずつビクに入れた。

大げさに聞こえるかもしれないが、それ程今年は採れなかったということなんだ。

このまま不完全燃焼で終わるんだろうなと思っていただけに喜びもひとしお。

「最後は採って終わりたい」

誰もがそう思う。

僕らはこれを今年最後とし、幕を閉じる。

「有終の美」と呼ぶにふさわしい。

帰り道、山は紅葉していた。

僕らは高揚していた。

 

ゆだねる

毎月20日発売の長野情報誌、KURAにDANLOが載りました。(P40参照)

僕は自分の写真をじっくり見つめた。

本人曰く、俺はこんなにふとってないし、もっといい顔してる。

明子曰く、こんなもんだよ。

意見が割れた。

だから、みなさんの意見を聞きたい。

DANLOへ来て、実物を見て、最終的に判断してもらいたい。