東京、幡ヶ谷にある中華料理のお店。チャイナハウス。
これは熊の手の煮込み。
鮑の出汁を含ませ、くせのない絶妙なお味。手の甲についてるゼラチンも旨い。
実はこの熊の手、元々DANLOの冷凍庫にあったもの。
以前、僕が白州の猟師さんから熊を一頭分丸々もらったとき、手だけはどうしたらいいか分からず
そのまま冷凍庫で眠らせていた。
ある日、お客さんのHさんがDANLOに来てくれて料理やレストランの話をしているうちに、
「東京においしい中華料理のお店があって、しかも普段食べない食材が出てくるおもしろいお店。」という。
そこで僕は「ここしかない!」と思い、Hさんに相談して無事熊の手を最高の形で成仏させることができたのだ。
こちらはチョウザメの薬膳スープ
ゼラチンたっぷり。品の良いお味。体がポカポカしてきた。
出てくる料理どれもおいしくて品があります。
今回のお任せコースはそんなにDEEPではないようです。
Hさんに話を聞くとそんなものも!という珍品が出てくることもあるようです。
人間以外なんでも料理してしまうものすごいシェフなんです。
僕の想像を軽く超えている料理人です。
これが中国料理の真髄なんでしょうか。
同じ料理人として考えるのは、場違いな気もします。
いや〜とにかく圧倒されました。
いろんな意味で、、、
鹿や猪、熊を店で出すのに躊躇している私なんてシェフから見ればかわいいもんでしょうね。