両立

すいかの産地で有名な松本市波田町。

ここで完全無農薬で野菜を作っている人がいる。

降幡さんだ。

僕は無農薬を疑っていた。

不可能だと思っていた。

おいしくて、見た目がきれいで、生産性も上げて、なおかつ

市場に出す商品にするには、化学肥料やある程度の農薬はやむ終えないと思っていた。

でも降幡さんは可能だと言い切った。

確かに、降幡さんの畑をみれば分かる。

雑草が生えないようにマルチで覆い、虫が野菜に付かないように

手作りの「虫ホイホイ」(写真上)を作ったり、ほかにもたくさん

知恵と工夫に溢れていた。

 生産性と完全無農薬。

この対極にある2つの両立をめざす。

僕は思う。

志の高い人の目はいつも輝いている。

 

間違いなく降幡さんはその一人だ。