野菜リレー

夏に紹介した小池さん(のご主人)。

原村を代表する野菜農家だ。

この時期は真澄の蔵人として休む間もなく働いている。

そんな忙しい中、真澄の副杜氏と一緒にDANLOに食べに来てくれた。

僕は嬉しかった。

なぜなら農家の人はあまり外食をしないから。ましてはイタリア料理となればなおさらだ。

 

小池さんが「うまい!うまい!」と言いながら豚肉を頬張ってる姿が嬉しかった。

最後のデザートで、かぼちゃのクレームブリュレを小池さんは食べた。

そのかぼちゃは小池さんが育ててくれたものだ。

感慨深げに少しずつ味わっていた。

 

おや?誰かと電話している。

どうやら相手は奥さんのようだ。

この感動をすぐさま伝えたかったようだ。

「あのかぼちゃが姿、形を変え、こんなにおいしくなって人の口に入っていくんだなぁ。」

 

 

自分が作った野菜が最終的にどう消費者に食べられているのか?

そして、どういう顔(表情)でお客さんは食べているのか?

その姿を見て欲しかった。

で、自分でも実際に食べて感じて欲しかった。

 

作り手とそれを使う者との意識を近づけたい。

そう思うから、小池さん(生産者の方)が来てくれたことは本当に嬉しい。