行ってきました。牡蠣の産地へ。兵庫県赤穂市坂越。
このあたりは牡蠣の養殖が盛んで海沿いを走るとたくさんのイカダが目に入る。
ひたすら牡蠣の殻を開ける作業。
坂越の牡蠣は、とにかくうまみがある。
身もぷっくりしていて牡蠣独特の嫌なえぐ味もない。
そして海水の塩分濃度が低く、牡蠣の塩加減が絶妙。
あと、火を通しても全く縮まない。
坂越の牡蠣は今まで食べた牡蠣の中で一番好きな味だった。
生産者の人から話を直接聞くことで牡蠣のいろんな事が分かった。
その中でも印象深かったのが、養殖といっても
「自然に頼る」ということだった。
海の力、注ぎ込む川の力、その川を作る山の力こそが、牡蠣を作っているという事。
その環境を整えてあげることが人間の役割。
そのバランスがちょっとでも崩れると牡蠣は死ぬ。
つまり人間の身勝手な行動がすべてを壊すということ。
「自然に頼る」ということは、人間が自然を汚さないことだ。