猪を飼っている山本さんは鶏も飼っている。
で、今日絞めるというので早速伺った。
僕らが行った時はすでにこの状態。
絞めるところ、湯煎で羽をむしるところが見たかったのに、、、
残念。
今宵はN夫婦とFさんと僕らで鹿刺しの会を予定していた。
そうだ!あの鶏を持っていこう。
センスが光る料理の数々。(Nさん作)
これが鹿刺し(恐る恐る食べる)
じゃじゃ〜ん。これが今朝絞めた鶏のオーブン焼き(Fさん作)
豪快にみんなでかぶりつく。
うっ、うんっ?か、かたい!
確かにうまい。が、なかなか噛み切れない。
実はこの鶏、廃鶏又は老鶏という。
卵を産まなくなった鶏を食べてみたってわけ。
つまり肉用ではなく卵用の鶏だから、えさも違うし飼い方も違う。
味はいいから、この鶏でブイヨンをとれば最高だ。
昔は田舎に行けばどこの家でも鶏を飼っていた。
毎朝、産みたての卵をとってくるのは子供。卵焼きを作るのはお母さん。
そして卵を産まなくなった鶏を絞めて羽をむしり、さばくのはお父さん。
そんな光景は今はもうない。
今、食育とか何とか言われてるけど、昔はごく自然に生活の中にあったわけ。
30年くらい前までは。
だから貴重な経験や体験は次の世代に伝えないと。
したいと思ったってもうできない経験ばかりなんだから。
「次に伝える。」
これが食育なんだと思う。