心づもり

DSC01005

なんか変な気分。

彼の誕生日に予約してくれた女性。

15名の送別会をキャンセルした職場の集まり。

予約とキャンセルが交互にやってくる。

景色は何も変わってないのにみんな息をひそめている。

目に見えないものに怯えて生活しているという現実。

車の移動はいいかな。でも電車はやめておこう。

福山雅治のコンサートには行けないけど、地元の小さなイベントには行こうかな。

東京のデパートには行く必要はないけど近くのスーパーにはもちろん行くわよ。

なんだかあまりにもちぐはぐですごく変な気分。

それぞれの解釈が違いすぎて、どういう心づもりでいたらいいかよくわからない。

確かに9年前の震災後の世の中も閉塞感に覆われていた。

でも今回の閉塞感と震災の時の閉塞感は別物に思う。

震災の場合、あの津波の映像を何度も見て自然の脅威を感じ、

何万人もの命を奪ってしまったという現実に誰もが無力さを感じ、

暗い気持ちになった。

でも今回の場合は何も目に見えていないので理解ができないのである。

目の前で人がバタバタと死んでいるのならこれは大変なことが起きている

と理解できるのだが、ニュースで感染者の数やそれによる死亡者の数を聞いたところで

なんかピンとこない。想像ができないのである。

僕も含め、それぞれの解釈の違い、それぞれの立場での考えがいろんな方向に飛んでしまって

まとまりのない無秩序な社会に今なっていると思う。

じゃあ今、何をすればいいのか?何をすれば正解なのか?

それは誰にもわからない。

 

結局、時を待つしか方法は無い。

ひとつ言える事は、、、

結局、人間は無力。