旅人 その2

福井県 勝山市にある恐竜博物館。

どうしても行きたいと言い出したのはマダム明子。

本当に行くの?といまいち乗り気のない私。

ところが、、、

入口を入った瞬間、僕のスイッチがONになった。

食い入るように一つ一つ見ていたら、到底すべて回れず、

あっという間に閉館の時間。

「なぜ、もっと早く来なかったのか?」

僕は悔やんでも悔やみきれなかった。

そして、自分の主張を言い通したマダム明子に

大きな拍手を送りたい。

ここまで連れて来てくれてありがとう。

と、余韻に浸ってるのも束の間、僕らは、大急ぎで車を飛ばした。

今日の最終目的地、常神に向かうために、、、

 

日も暮れて、ようやく宿に辿り着いた。

そのとき、時計の針は7時半を差していた。

 

                              

                                 つづく

 

 

旅人 その1

福井県 若狭湾 常神港より、現地で仕入れた魚たち。

皮ハギ、鯖、アジ、スズキ、ヤリイカ、さごし などなど。

 

本日より、「魚屋 DANLO」 開店します。

「豚もいいけど魚もね!」

これが今週の合言葉。

首を長くしてお待ちしております。

空白の15年 その2

ここは鹿島槍スキー場。

絶好のスキー日和。

僕は、15年ぶり(サッカーと同じ)にスキーに挑んだ。

リフトはいつでも緊張するものだ。

大縄跳びに入る気持ちと似ている。

記念すべき1本目。

ぎこちないながらも何とか滑り降りた。

何度か滑ってるうちに、だんだん(スキー)板についてきた。

体というものは結構覚えているものだ。

その後、調子に乗ってどんどん加速した。

自信が過信に変わり、何度も転倒した。(板が両方はずれる程)

その度に、友人のN君をはじめ、見知らぬ人も手を差し伸べて

起こしてくれたり、遠く離れた板を持ってきてくれたり、

昼飯のカレーも僕の顔(もしくは体型)を見て

さりげなく大盛りにしてくれたりと。

みんな、とても親切だった。

僕は、みんなのあったかい気持ちに後ろ髪ひかれながら、スキー場を後にした。

 

【鹿島槍 肌で感じた 思いやり】

 

やっぱり、スキーって楽しい!!