小さいからこそ強い店

イメージ 1

2021年が明けましておめでとうございます。

去年はよくわからないまま終ってしまった感じです。

ですから今年は気持ちも新たに前を向いて歩いて行こう!

と言いたいところですが、、、なかなかそんな空気ではなく

そんな世相でもなく。

明るい未来になればいいなぁという希望的観測に留まる。

が、しかし僕らには暗い気持ちになって下を向いている暇はない。

原村移転という大きな決断をしたわけだ。

2021年の春、DANLO号という小さな船は大海原に放り出される。

大きな荒波にも耐えながら前へと進まなければいけない。

小さくても決して転覆しない船。沈まない船を僕らは造らないといけない。

 

さぁ、2021年の今年は新しいDANLOの始まり。

何が起こるかわからない。

大航海時代の幕開けです。

 

 

 

良い面悪い面

IMG 0131

街は静まり返っている。

人が歩いていない。

冬の冷たい風がひときわ寒く感じる。

この何とも言えない閉塞感。

また4月の頃に戻った感じ。

果たしていつまで続くのだろう。

 

でも悪いことばかりではない。

皮肉にも体は楽。頭もスッキリしている。

大人数にクオリティを落とさず料理を出すというプレッシャーもない。

僕にとっては心穏やかに料理を出せている。

心に余裕があるから丁寧にお客さんと接することができる。

 

そう思えば決して悪いことではない。

要はどう考えるか、どういう見方をするか。

コロナだって見方によって良い面と悪い面がある。

経済は停滞し移動が制限され人はストレスを抱える。

その反面、二酸化炭素排出が激減し地球がきれいになっている。

人にとっては悪。地球にとっては善。

見方を変えると同じ事でも180度違う。

 

例えばコップに水が半分入っているとする。

それを見てあなたはどう思う?

半分しか入っていないのかぁ、と思うか。

それとも

半分も入っているラッキー、と思うか。

 

見方を変えるとはそういうことである。

世界中の人々が後者の感覚を持っていたら世の中はたぶん平和になると思う。

 

 

 

 

 

解釈

イメージ 1

今年も残り1か月を切った。

今までとは全く違う12月になりそうだ。

まず忘年会がない。このご時世仕方ないとは思う。

コロナさえなければ、、、と言いたいところだが。

僕は逆にこう思うようにしている。

今まで忘年会という習慣がこの国にあったことを感謝しないといけない。

おそらく来年、再来年も忘年会という年末の会社での大勢の集まりはないと思う。

コロナが終息したとしても一度定着してしまった概念を覆すのは難しいからだ。

だから忘年会やクリスマスなどの行事に頼らない店のあり方を考えないといけない。

より個人とより家族とより親しい友人と行動している今の状況を理解しないといけない。

この先もそれがスタンダードになるだろうと想像しないといけない。

おそらくレストランという業態はそこにフォーカスして店を維持していかなければいけない。

今後、会社の集まりは極端に減っていくと推測する。

自分で稼いだお金で身銭を切ってレストランで食事をする。

自分のご褒美に美味しいもの食べにレストランに行く。

間違いなくレストランはそんな存在になっていく。

 

正直そう言うお客さんの方がやりがいがあるし真剣勝負の場が増える。

こっちも気が抜けないし、精神的にも料理的にも鍛えられる。

そんな事も踏まえて原村に来年移転するのはとてもいいタイミングではと思っている。

 

僕らは常に世の中を悲観せず自分たちの都合のいいように解釈して物事を決断している。

運がいいだけかもしれないが今までその勝手な解釈で不幸になったことはない。

だからみなさんも世論や世間が作り出す常識や空気に流されず、

自分の考えて考え抜いた価値観や解釈で物事を決断してほしい。

そこがブレなければおのずといい循環が身近なところから生まれる。

 

僕らはなんとなくそこに気づいてしまつた。

自分たちの都合のいい解釈で世の中の見方が変わることを。