あゆ

飯田の鮎を見に行こうツアーに参加。

メンバーは、唐木君、太田君、僕の3人。

みんな同世代の料理人だ。

僕は、事もあろうに大遅刻(小1時間)。

でも、二人は待っていてくれた。

嫌な顔ひとつせず、、、

友情ってこういうことだと思った。(何か違う気がする)

飯田で鮎の養殖を15年やってる棚田さん。

鮎のすべてを語ってくれた。

鮎はデリケートな魚で、養殖が難しいと言っていた。

長野県でもやってる人は少ない。

これから4月にかけて大きくしていく。

そして、稚鮎として第一陣が世に出る。

DANLOにも今年初めて鮎が登場する。

季節感あふれる作品にしたい。

 

【初夏の頃 DANLOに行こう 鮎食べに】

 

 

 

江戸へ いざ出陣! その3

六本木から西麻布、広尾、恵比寿まで歩いてみた。

修行時代にお世話になった界隈。

いわば、庭のようなものだ。(実は、シティーボーイ)だった。

その中でも、思い出深い西麻布のDA VINCIへ。

あれ?あきらかに様子が違う。

こじゃれたガラス張りのビルに変わっていた。

昔の面影はどこにもなかった。

母校が消えた。

そんな想いだった。

僕の修行した先で今でもやっている店は、

恵比寿のパルテノペ、1軒しかない。

続けていくことの難しさを思い知らされた。

東京でいろんな想いが交錯した。

 

江戸へ いざ出陣! その2

星の数ある東京のイタリアン。

その中の1つ、トラットリア・ブリッコラに行った。

イタリア料理をこよなく愛するメンバーと。

みんな、おいしい料理とワインと話が大好きで、大いに盛り上がった。

危うく、終電に乗り遅れるところだった。

僕が東京で感じたこと。

それは、料理人として何が必要か?

やっぱり、現場に行って、自分の目で見て、生産者の声を聞いて

何に悩んで、何が不安で、続けていく体力(経営)があるのか?

 そして、じゃ、僕には何ができるのか?何をしてあげれるのか?

それを考える必要がある。

メニューを考えるより重要だと思ってる。

なぜなら、生産者がいなくなったら、僕は料理ができなくなる。

それは、DANLOがなくなる。自分がなくなるということ。

だからこそ、どんどん辞めていく農家、養豚家を必死に守らないと

いけない。くい止めないのいけない。

それが、自分たちが生きていく唯一の道だと思う。

 

たった20席程の小さな店でも、やれることはたくさんあると思う。

僕は、東京を見て改めて感じた。