江戸へ いざ出陣!

夜中、3時。ここは代々木上原のとある店。

ただの気の合う野郎同士の飲み会。

に、見えるが、ところがどっこい!(これって死語?)

東京で活躍してる今をときめくイタリアンのシェフ達。

めまぐるしく変わるこの時代に東京の第一線でやってるプロフェショナル。

地方でやってる僕には、とてもいい刺激になった。と、同時に、

東京にいると気づかない事、鈍ってしまう事、

ないがしろになってしまう事を僕はみんなに伝えたかった。

 

僕は諏訪に来て、季節を感じ、自然を感じ、生産者に触れ、

地域のつながり、人とのつながりを大事にしてきた。

いや、自然とそうなった。

今、この世の中で一番大事なことは、

共有して、共存することだと思う。

それしかないと思う。

僕は、それを伝えたかった。だから、

僕は、これからもずっと、この仲間とつながっていたいし、

互いに成長していきたい。

みんなを刺激したいし、されたい。

それが、共有して、共存することだと思っている。

 

 

 

 

空白の15年 その2

ここは鹿島槍スキー場。

絶好のスキー日和。

僕は、15年ぶり(サッカーと同じ)にスキーに挑んだ。

リフトはいつでも緊張するものだ。

大縄跳びに入る気持ちと似ている。

記念すべき1本目。

ぎこちないながらも何とか滑り降りた。

何度か滑ってるうちに、だんだん(スキー)板についてきた。

体というものは結構覚えているものだ。

その後、調子に乗ってどんどん加速した。

自信が過信に変わり、何度も転倒した。(板が両方はずれる程)

その度に、友人のN君をはじめ、見知らぬ人も手を差し伸べて

起こしてくれたり、遠く離れた板を持ってきてくれたり、

昼飯のカレーも僕の顔(もしくは体型)を見て

さりげなく大盛りにしてくれたりと。

みんな、とても親切だった。

僕は、みんなのあったかい気持ちに後ろ髪ひかれながら、スキー場を後にした。

 

【鹿島槍 肌で感じた 思いやり】

 

やっぱり、スキーって楽しい!!

アルバからの訪問客

イタリアは白トリュフで有名なアルバの町から

僕らの友人、マルコとタカヨが諏訪にやってきた。

何年ぶりの再会だろう。

マルコは初来日。見るものすべてが新鮮だったにちがいない。

僕は、初めてローマに降りた時、鳥肌が立った。

そして、すべてに圧倒された。

僕は、マルコを酒蔵に誘った。

今ちょうど、どこの蔵も仕込みの真最中。

そんな忙しい中、御湖鶴さんは快くOKしてくれた。

僕らも実際やってるところを見て、体験しないと

わからないことだらけだったので、とてもためになった。

マルコも興味津々。熱心に話を聞いていた。

とにかくマルコは稀に見る真面目なイタリア人である。

よっぽど、御湖鶴の社長の方がイタリア人的である。

次の日、マルコとタカヨは京都へ向かった。

今度は二人に、いつ逢えるだろう。

そうだ、僕らがアルバに行こう。

町中がトリュフの香りで包まれる頃に、、、