生き抜くすべ

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ここは豪雪地帯の小谷村。

冬の小谷は初めてだ。

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話は聞いていたけど、こんな世界。見た事がない。

圧巻!この一言に尽きる。

雪の壁。2mは軽く超えている。

よくみんな暮らしているなと思う。

毎年うんざりする程の雪が積もるこの村の人たちは逞しい。

この雪を使って甘いキャベツを作っているという。

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雪を掘っても掘っても一行にキャベツは出てこない。

しかも、シャベルでキャベツを傷つけないように慎重に進めなければならない。

1個掘るのに20分は掛かる。今年は2千個植えたという。

気の遠くなる作業だ。

僕は3個掘っただけで息が上がり疲れ果てた。

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畑で食うのが一番うまい。

糖分で自分の身を守り凍らないキャベツ。

これが伊折地区の雪中キャベツだ。

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早速、穫れたてのキャベツを頂いた。

キャベツは芯にいくほど甘い。

その芯を使った天ぷらが最高だった。

とうもろこしに近い感覚だった。

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今回お世話になった藤原さん(左)と坂井さん(右)

ここにいるお年寄りはみんな元気で忙しくてぼけてる暇がない。

と笑って話してくれた坂井さんは79歳。

そんな歳には全く見えない話し振りだった。

 

僕は感じた。

自然が厳しければ厳しい程、そういう所ほど死が近い。恐怖が近い。

だから知恵を絞り何とか生き抜こうとする。

そうしないと生きてはいけない環境なんだ。

だからここにいる人たちとキャベツは強いんだ。

その強さがこの村の財産なんだと思う。

 

 

 

白の中に青

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今日はウォータークレソンの生産者、篠原さんに逢いに行った。

地下700Mから水を汲み上げているので温度が一定だ。

冬でも水が凍ることはない。

だからこの時期でも育つのだ。

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逆にクレソンは暑さに弱い。

ここ蓼科の夏は全国でも涼しい方だ。それでも根が腐ってしまうという。

そのため6、7、8、9月はお休み。

その間はブロッコリーやズッキーニなどの夏野菜を育てている。

頭が下がる。

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清らかな水と光を浴びたクレソンはとても生き生きとしていた。

輝いていた。生命を感じた。

 

ここは蓼科。辺りは雪で真っ白。

銀世界の中に突如青々とした空間。

とても不思議な光景。

クレソンはたくましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイシワス(美味師走)

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五島から旨そうな魚たちが届きました。

さば、いさき、あじ、連子鯛、カンパチ、あおりいか。

最近、五島のお魚にはまってます。

海水温がぐっと下がるこの時期は魚の身が締まり、脂が乗ります。

今が旬の魚たち。

ぜひ召し上がれ!

 

今年も残り1ヶ月。

気負わず平常心で過ごしたいと思います。