幻の川魚

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この魚、何だかわかります?

たぶん見たことないと思います。

名前はシナノユキマス。

30年以上長野県で養殖されているサケ科の川魚。

かなり繊細な魚で孵化が難しくなかなか流通しにくいのが現状だ。

ゆえに馴染みがない魚というわけだ。

でも味はいい。

川魚特有のくさみもなく、脂ののったスズキのようだ。

試してみる価値は十分にある。

地元のものに目を向けるのも大事なこと。

かといって地元を意識しすぎて料理が偏ってはいけない。

そのバランスを見ながら使っていきたい。

無理せず、自分のできる範囲で、、、

 

 

 

 

夏は暑く冬は寒く

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今日は−12℃まで冷え込んだ。

ようやく諏訪らしい冬を感じることができた。

この寒さがいい。

僕は諏訪の冬が暖かいのは嫌だ。

なんだか拍子抜けな気分になる。

残念ながら諏訪湖は全面凍っていない。

御神渡りは今年も望めない。

明らかに暖冬だ。

先週だって雪ではなく雨が降った。

この時期、小谷村から雪中キャベツが届く。

豪雪地帯の小谷村。いつもだと2mは雪が積もる。

でも今年は30cmだという。

ここまで少ないのは経験がないという。

なんだかおかしな気候だ。

傲慢な人間の仕業か、それとも神(自然)のいたずらか?

 

今年の冬はあったかくていいね。楽だね。

そんな浅い話ではない。

 

人がおごりを捨てない限り寒い冬は訪れない。

冬は絶対寒い方がいい。

だってそれが普通だから。

 

 

 

 

 

 

横綱白鵬の強さ

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新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

2016年が始まりましたね。

去年は区切りの10周年でしたので、今年はまた一からという気持ちでいます。

10年前の初々しさはないけど、一年目という気持ちです。

ここからまた一つ一つ積み上げていきたいと思います。

 

最近、感銘を受けた言葉がある。

横綱白鵬の言葉。

それは、

「自分の型を持ち、その型にこだわらず」

今の自分の感覚とぴったりはまった。

だから白鵬は同じ相手に2度負けることがないんだ。

 

誰が見ても「これはDANLOの料理だ。」と、すぐわかれば、それは自分の型が完成していると言える。

その上で柔軟に季節や素材で変化していく料理。

これができればより長くこの職業を続けていけるだろうし、より長くみんなに愛される店になるはずだ。

 

今年は、この言葉を内に秘め実行に移す。