ジレンマ

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ある日の遅い時間にキースがやってきた。

キースは真澄の営業マンで海外を飛び回っている。

今日はスエーデン人の二人を連れて来た。

彼らはストックホルムの郊外にあるリゾートホテルでマネージャーをしている。

とても感じのいい二人だ。気負うことなく話しができる。

どうしてもネイティブの人と話そうとするとつい気負ってしまう。

かっこうつけようとしたり、よく理解していなくても解ったふりをして続けてしまう。

リズムを壊したくないし、いちいち会話を切りたくない。

だから常に気を張って集中して相手の話を聞いている。

たいして難しい会話ではないのに結構疲れる。

これが今の僕の英語のレベル。

 

日本にいるとほぼ使わないのが英語。

たまにキースが海外の人を連れてきた時くらいだ。

だからなんとなくおざなりになってしまう。

必要性が無い限り人はやらない。

英語はもっともっと話せるようにはなりたいけど、

そうなるための努力はたいしてしていない。

 

目的がないと上達はしない。

それも頭ではわかっている。

これが僕のジレンマ。

 

 

 

 

諏訪の仲間入り

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去年、DANLO10周年パーティーで大活躍してくれた仔豚ちゃん。

今年もやりました。仔豚の丸焼き。

といっても場所はDANLOではなく諏訪の精密会社。

ここの会長さんがDANLOの大事なお客さんで、毎年開催している会社の親睦会で

豚を焼いてほしいと頼まれたのです。もちろん快くOKしました。

話は聞いていたのですが、今回初参戦。僕に課せられたミッションは

とにかくこの仔豚をうまく焼くこと。

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遠火の炭でゆっくりゆっくり焦がさないように焼いていきます。

なんか緊張するなぁ。

腿(もも)の部分は厚みがあってどうしてもうまく火が入らない。

炭焼きは単純だけど技がいります。

ようやく4時間かけて完成しました。

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たぶんいいんじゃないかな。

初めてにしてはうまく焼けたかなと思います。

えっ!初めて?2回目じゃないの。

実は、、、

前回のDANLOパーティーの時、切り分けたのは確かに私なんですが

ずーと焼き上がるまで面倒見てくれたのは薪ストーブ屋さんのMさんだったのです。

だから今回が初めて。

だから少し緊張してたんです。

失敗は許されない一発勝負ですからね。

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みんな美味しいって言ってたから良かった。

次はもっとうまく焼けると思う。今日こつはつかんだから。

 

会長、今回この親睦会に呼んでいただきありがとうございます。

ようやく僕は諏訪の一員になれた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

女性の感性

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明子が「花が見たい」ということで入笠山へ行ってきました。

この時期の山は色とりどりの花で僕らを楽しませてくれる。

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明子の大本命、ホテイアツモリ草

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この他にもたくさんの花たちが咲き誇っていた。

明子は「うわーすごいきれい、かわいいこの花!」

と感慨深い。しかし僕は、、、

確かに「綺麗だなぁ」とは思う。

思うけどそれ以上の気持ちがない。

何でだろう。それは、

花が食べられないものだからなのか?

ただ単に愛でる気持ちが足りないのか?

どうなんでしょう。

たぶん男と女の差だと思う。

男は現実的だから花にあまり興味がないんだと思う。

生きるために必要なものなら心が踊ったり血が騒いだりするはず。

これが狩りをしてきた古代からの男のDNAだと思う。

 

DANLOに生けてある花は明子がいつも手入れをして飾っている。

確かに生きた花が店にないと殺風景な空間になる。

なんだか寂しい、よどんだ空間になる。

僕の感覚だけではいい店は作れない。

DANLOに明子の感性は欠かせないものとなっている。