ある日の遅い時間にキースがやってきた。
キースは真澄の営業マンで海外を飛び回っている。
今日はスエーデン人の二人を連れて来た。
彼らはストックホルムの郊外にあるリゾートホテルでマネージャーをしている。
とても感じのいい二人だ。気負うことなく話しができる。
どうしてもネイティブの人と話そうとするとつい気負ってしまう。
かっこうつけようとしたり、よく理解していなくても解ったふりをして続けてしまう。
リズムを壊したくないし、いちいち会話を切りたくない。
だから常に気を張って集中して相手の話を聞いている。
たいして難しい会話ではないのに結構疲れる。
これが今の僕の英語のレベル。
日本にいるとほぼ使わないのが英語。
たまにキースが海外の人を連れてきた時くらいだ。
だからなんとなくおざなりになってしまう。
必要性が無い限り人はやらない。
英語はもっともっと話せるようにはなりたいけど、
そうなるための努力はたいしてしていない。
目的がないと上達はしない。
それも頭ではわかっている。
これが僕のジレンマ。