ここは、紅葉が見頃な軽井沢。
僕らは念願のユカワタンに行った。
河口湖にあるCASA OSANOの夫婦と一緒に8周年のお祝いをしたかったからだ。
DANLOとCASA OSANOは2005年の10月にオープンした。
もちろんお互い面識もなく、知り合いでもなかった。
オープンして3年くらい経った頃、僕らがCASA OSANOに食べに行ってから仲良くなった。
年齢も、オープンした時期も、波長や感覚、悩みも一緒なのでお互い心地いい存在である。
そんなわけで毎年この時期に自分たちのお祝いを計画している。
で、今回奮発してユカワタンとなった次第である。
数々の素晴らしい料理を堪能し、コースの最後を締めくくるデザートにさしかかった頃、
こんなサプライズが用意されていた。
浜田シェフが僕らのためにマジパンでコック帽のケーキを作ってくれたのだ。
8本のローソクと8つの星。豚ちゃんも。
シェフの料理への愛と僕らへの愛を感じた。
自分が考える最大限のもてなしをするという魂を感じた。
浜田シェフと話をしていると物腰柔らかく、控えめな印象なのに
料理は強い意志やメッセージを感じる。
表には出さない内に秘めたマグマのような熱いものが彼の中にある。
僕は今日ここに来て良かった。
小佐野夫婦と祝えたこと。
浜田シェフと逢えたこと。
いい刺激を受けながら9年目のスタートを切った。