店の灯りを消そうとした時、ふと、Sさんが現れた。
手には、何やら箱を持っている。
きのこだ!!
「シェフ、このきのこで料理作って!で、みんなで食べよう!」と言う事だ。
早速、頭をひねり、僕は4品程作った。
イセハラ(山梨県)の白ワインと共に小さな宴会(3人)が、始まった。
どれも、申しぶんのない、おいしさだった。
それは、腕がいいのか?それとも素材の力か?
両方という事にしておこう。
そして、
「このきのこ達が、ちゃんと成仏できるのはDANLOさんしかない!と思って
持って来たんだ。」と、Sさんは言った。
うれしかった。
そして、僕は、この予期せぬ展開を楽しみながら、きのこと向き合えることができた。
自然の恵みとSさんに
ありがとう。