これ何の肉?う~ん?牛肉?
正解は、鹿肉のしんたま。
この辺のじゃない。エゾジカ(北海道)だ。
前からおいしいとは聞いていたので取ってみた。
早速、焼いて食べた。
うっ、うまい!えっ、これ鹿肉?
これが、第一声だった。
特有の臭みもなく、肉質もやわらかかった。
「野生の牛」 そんな印象だった。
じゃあ、この辺の鹿と何が違うのか?
要因はいろいろ考えられる。
・気候 ・食べてる物 ・北海道独自の生態系など。
でも一番違うのは、鹿肉を商品として意識していることだ。
ここが一番肝心なのだ。
撃つ場所、獲った時期、その後すばやい処理(血抜き)
解体施設の確保、流通の仕組み等、そこに関わる人の意識の高さを感じる。
残念ながら長野県はそこまで整っていないのが現状だ。
だから、僕はハンター(猟師)との関わりをもっと深める必要がある。
ハンターの鹿に対する意識を変える。
それだけでだいぶ味が変わると思う。
地物の鹿がおいしい味になる日は来ると思う。
腕のいい料理人と腕のいい猟師がいれば鹿はおいしくなる。
僕は、そう思う。