春の使者

数少ない日本原産の野菜(山菜)

その年一番早く登場する山菜。

それが、ふきのとう。

フキの花のつぼみ。黄色の花が雄株、白色の方が雌株。

あっという間に20cm程茎が伸びて花を咲かせる。

その後、遅れて地下茎でつながってる葉がでてくる。

それが成長してフキになる。

信州だと自生のフキの旬は6月頃になる。

やわらかく、筋が少なく、食べ易い。

山菜すべてに言えるが、雪深い所の方がやわらかく、香りがよい。

春が短いからだと思う。

ふきのとうの苦み、山菜の苦みは、

冬に蓄えてしまった脂肪、老廃物を洗い流す。

昔から日本人は、春になると口にした。

春に山菜が食べたくなるのは自然なこと。

理屈じゃない。

 

地のもの、旬のもの、自生のもの。

それを自分の感覚として

「鈍ってはいけないもの」だと思っている。

 

料理人として、いや日本人として、、、