僕らは今一度、原発(エネルギー)を考え直す必要がある。
どこまでエネルギーを落とすか。
どれだけ電気を使わない生活をすればよいのか。
僕はイタリアにその答えを見た。
イタリアは、まず街灯が暗い。家の中の灯りも暗いし、暖をとるのはオイルヒーター。
お店も昼休みには店を閉める。(レストラン以外)
派手な看板もなければ、24時間営業の店もない。
国民性も日本と違う。
古いもの長く大事に使う国民でもある。
家にしろ、車にしろ、家具にしろ、食器にしろ、長く愛す。
そうそう新しいものには飛びつかない。
料理を見ても実に無駄がない。
昨日残った豚肉の煮込みを、次の日パスタのソースにしたり。
つまり、エネルギーをそれ程多く使わない生き方を自然と実行している。
今風に言えば、エコな生き方。
イタリアと日本とでは同じ先進国でもここまで違う。
勿論、経済だって成り立っているし、むしろ人間の幸福度は、イタリアの方が上かもしれない。
いろんな意味でイタリアに学ぶところは多い。
僕は今、日本は大きな転換期だと考える。
便利なもの、効率的なもの、生産性の高いもの、低コストなもの、合理的なもの。
もうこれらは、日本に必要ない。
「進歩を止め後退しろ」と言いたいのではない。
「価値の転換」が必要だと言いたい。
今まで常識化していた価値観を変える。
国も、地方も、政治も、企業も、日本人ひとりひとりも。
すべて、、、、