その先の道へ

毎年恒例の飯田農園のりんご。

収穫はすべて終わったようだ。

今年のりんごは自信作。ここ数年では一番いいとのこと。

去年の反省を生かして、相当気を使って一年管理してきたという。

実を結ぶとはまさにこのことだ。

手塩にかけたりんごを箱詰めして出荷中。

全国に毎年この時期を楽しみにしている人がいる。

それが飯田さんのやりがいでもあり、生きがいでもある。

だからこそ妥協せずいいものを作りたい。

自分が納得するものを作りたい。

飯田さんはずっと笑顔で僕にりんごの話をしてくれた。

自信に満ちた笑顔だった。

 

去年より今年。今年より来年。

僕も今の自分に満足してはいけない。

今よりもっといいものが作れるはずだ。

怠ってはいけない。

進化を止めてはいけない。

 

その先に道はある。

 

 

野菜リレー

夏に紹介した小池さん(のご主人)。

原村を代表する野菜農家だ。

この時期は真澄の蔵人として休む間もなく働いている。

そんな忙しい中、真澄の副杜氏と一緒にDANLOに食べに来てくれた。

僕は嬉しかった。

なぜなら農家の人はあまり外食をしないから。ましてはイタリア料理となればなおさらだ。

 

小池さんが「うまい!うまい!」と言いながら豚肉を頬張ってる姿が嬉しかった。

最後のデザートで、かぼちゃのクレームブリュレを小池さんは食べた。

そのかぼちゃは小池さんが育ててくれたものだ。

感慨深げに少しずつ味わっていた。

 

おや?誰かと電話している。

どうやら相手は奥さんのようだ。

この感動をすぐさま伝えたかったようだ。

「あのかぼちゃが姿、形を変え、こんなにおいしくなって人の口に入っていくんだなぁ。」

 

 

自分が作った野菜が最終的にどう消費者に食べられているのか?

そして、どういう顔(表情)でお客さんは食べているのか?

その姿を見て欲しかった。

で、自分でも実際に食べて感じて欲しかった。

 

作り手とそれを使う者との意識を近づけたい。

そう思うから、小池さん(生産者の方)が来てくれたことは本当に嬉しい。

 

 

家政婦はみた?

僕は家政婦を雇うことにした。

家事と洗濯はしてくれないが掃除は得意だ。

彼女の名はルンバ。 頭のいいアメリカ女性。

僕たちが留守中に隅々まできれいしてくれる。

共稼ぎで働いてる夫婦には特にお勧め。

ほんと助かるんば。