珍種発見!?

僕と本金のちとせちゃん、凛ちゃん、の3ショット。

ほのぼのとしたいい写真がとれた。

が、しかし僕の手に収まっているのは一体、、、、

きのこには違いないのだが、、、

誰かこのきのこの名前、分かる方いますか?

分かった方、至急連絡下さい。(DANLO 0266-53-0021)

 

ちなみに僕は「オチンダケ」と名づけました。

贈り物

朝早く、僕らは岐阜に向かった。

眠い目をこすりこすり。

すべてはきのこのために、、、

 

僕らは焦っていた。

どう考えても集合時間に間に合わないからだ。

こんな時は必ず忘れ物をするものだ。

明子がコンタクトレンズを忘れたと言い出した。

きのこ採りには致命的だった。

明子は半ばあきらめていた。

結局、僕らは30分以上遅刻して、山に入った。

さぁ、今日はどうかな?きのこあるかなぁ?

5分も経たないうちに明子が「あった!!」

と大きな声で叫んだ。

じゃじゃ~ん。今年初の大物。ハナビラダケ。状態も最高。

明子はご満悦だった。ご機嫌だった。

 

僕らは夜、営業があるため、一足先に帰った。

夕方、仕込みに追われているとお花が届いた。

「誰からかなぁ?」と明子は言った。

送り主は僕だった。

そう、9月23日はマダム明子の誕生日。

 

明子は、きのこの神様から、そして僕から「ハナ」という贈り物を受け取った。

明子は2重の喜びをかみしめていた。

                           

                          ありがとう。(声 明子)

 

 

 

きのこ会の仲間

深い霧がたちこめる。

昼間だというのにどんより暗い。

ここは富士山3合目。

起伏の激しい山道が僕らの体力を奪う。

3時間近く、それでも歩いた。

もう休もう。

誰もがこの言葉を待っていた。

おにぎりや弁当を各自、持参してひと休み。

僕は何も持ってこなかった。

そんな僕をみかねて、みんなお菓子やナッツをくれた。

本当に優しい仲間。

僕は、みんなより先に山を下りて河口湖のフレンチ、ミウラ料理店に向かった。

ここの三浦夫婦とは以前から仲良くさせてもらっている。

前菜からデザートまで食べ尽くした。

おなかいっぱい。

満たされた。

 

つまり、、、

僕が山に何も持っていかなかったのは、ここでご飯を食べる計画を密かにたくらんでいたから。

でも、そんな事、みんなに言えなかった。

ひとり、ぬけがけするみたいで言えなかった。

 

みんなが優しいから言えなかった。