熱き思い

22日の夜、DANLOに人が集う。

それは、日本酒とイタリア料理を楽しむために。

僕は、新たな企画に挑んだ。

「御湖鶴の酒Xイタリア料理=Buono!」

御湖鶴とDANLOの熱き思いが現実となった。

鮎とわらびのパスタ たらの芽のパン粉がけ

グリンピースのパンナコッタと甘酒のジェラート

諏訪には作り手(生産者)がたくさんいる。

酒、味噌、りんご、米、野菜、精密などなど。

ものづくりのエキスパートたちが身近にいる幸せな環境で

僕は仕事をしている。

そんな人たちとつながりたかった。

そんな思いからだった。

 

みんなで手をつないで歩いていきたい。

みんなで共有して共存していきたい。

そんな理想を形にするための第一歩だったのかもしれない。

 

 

初夏の一品

やっと先日、山菜を採りに行った。

友人Fさんの実家が姫木平(標高1600m)にあって

その辺の別荘地内を2時間程、散歩した。

今年は例年より10日遅いという。

たらの芽が終わるとわらびが出る。

山の芽吹きは今が見頃。

すがすがしく気持ちのいいこの時期、

山は一番いい色をしている。

これは、飯田の鮎。(3月に養殖場まで見学に行ったあの鮎。)

天然と間違える程の香りと味。

 

この鮎と採ってきた山菜で、僕は初夏のパスタを作る。

旅人 最終章

また今日も一日が始まる。

いつものように男たちは水揚げされた魚を選別していた。

180人が住む小さな漁村の男たちは全員漁師。

必ず長男が家を継ぐ。

僕ら世代の若い漁師の姿も見える。

女性たちは小さな魚を掃除して、干物を作る。

これが気の遠くなるような大変な作業。

毎日、淡々とこなしているからすごい!

こんな感じで、、、

 

僕は、ここに来ていつも思うことがある。

それは、絆(きずな)だ。

助け合って支えあって生きている。

当たり前のように、、、

いや、それがないと、ここでは生きていけない。

なぜなら、「運命共同体」だからだ。

 

この小さく強固なコミュニティは、この先もずっと続いていくんだろう。

この固い絆(きずな)は脈々と受け継がれていくんだろう。

また、逢いに来ます。

人のぬくもりを求めて、、、

                                     おわり