五島の魚たち

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五島列島よりお魚届きました。

今回は鰹、石鯛、真鯛、いさき、アオリイカです。

とても鮮度がよく、安定していい魚を送ってくれます。

最近は五島のお魚を好んで直接仕入れてます。

タイミングと僕に余裕があればお魚盛り合わせも可能です。

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こんな感じで、、、

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単品だとこんな感じで、、、(鰹のマリネ)

 

まだお会いしてないので近々五島に行こうと思う。

やっぱり会わないと気持ちが伝わらないから。

そして、会えば僕の作った料理はもっと美味しくなるから。

 

春よ鯉

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只今、鯉に向き合っています。

9年目にして初挑戦。

諏訪湖で養殖しているものです。

鯉は内蔵も美味しいので余すとこなく使えます。

諏訪地方では鯉の洗い、鯉こく(鯉汁)や旨煮などにする。

今でも冠婚葬祭には必ず登場するのが鯉。

地元の人にはとても馴染み深い魚である。

さて、その鯉をどうイタリアンに落とし込むか?

 

豊富なゼラチン質を利用して煮こごりにしたり、パスタやリゾットのソースにしたり、

カルパッチョにしたりと。

いろいろ試した結果、鯉本来のもつ旨味を最大限引き出すには、

スープが一番いいと感じた。

骨からとった出汁、こくのある内蔵、ふんわりとした身。

鯉のすべてを使い切り、なおかつ鯉の味をストレートに表現できる。

 

僕は鯉に大きな可能性を感じた。

そして僕の引き出しがまた一つ増えた。

 

 

 

 

 

 

 

信頼関係

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先日、DANLOで懇親会を開いた。メンバーは、、、

小谷放牧豚の生産者、小谷村役場の方、農協の方、まる公(お肉屋)さん。

計12名が集まってくれた。

僕らが是非来てほしいと頼んだのだ。

やっと実現した。

みなさん!遠いところ来て頂いて本当にありがとうございました。

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もちろん僕は小谷放牧豚のフルコースでみなさんに料理を振る舞った。

豚の耳、舌、ほほ、内蔵、バラ、肩ロース、脂などそれぞれの部位を出した。

自分たちが育てた豚を食べてもらう。

この会の主旨はそんな単純なものだった。

 

実は生産者の人たちは自分たちが育てた豚を食べていない。

野菜と違ってその場で食べられないからだ。

肉というものは一筋縄ではいかない。

いろんな人を経由して、いろんな行程を経て商品となる。

だからこそそれぞれの信頼関係が重要になってくる。

その関係がどこかで崩れると一瞬にして粗悪なものになる。

だからこういう会はとても意味があると思っている。

 

それぞれ立場が違う者たちが一同に集まっていろんな話をする。

自分たちが育てた豚を食べる。お酒を呑む。

また話が盛り上がる。

もう知らない人はいない。

今日ここでみんなと逢った。

顔が見える関係。

それが一番確かなものを生む。

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僕はお客さんから直接

「この豚本当においしいね〜」

と言われる。

僕はこの言葉を何度も耳にしている。

でも生産者の人たちはその言葉を聞くことが出来ない。

だから僕が伝えるしかない。

「お客さんがこの豚本当に美味しいって言ってました」と。

 

僕ら料理人はうまいもん作っていればそれでいいのか?

そうじゃない。

いろんな声を吸い上げて生産者の人たちに伝える。

それは僕ら料理人の役目である。

それをしないといいものを作ってくれる人が確実にいなくなる。

 

僕ら料理人は生産者がいないと何もできない。

生きていけない。

 

だからこういう会が必要なんだ。