僕が信頼を寄せてるまる公さん(お肉屋)の冷蔵庫。
快く中に入れてくれる。
ここに来れば同じ日に屠畜した豚を見比べることができる。
魚の目利きのように、ここで豚の目利きができるというわけ。
でも誰もがそれをできるわけじゃない。
時間をかけて信頼を築いてきたからこそできるのだ。
自分の主張だけ言ってもダメ。
相手の状況を知ることが大事。
状況は刻々と変化する。
だから綿密に連絡をとる。
その日々の積み重ねが信用に繋がっていく。
DANLOの豚が美味しいのはここにある。
熟成や焼き方も確かにその要素ではあるが、大事なのはその前の段階にある。
いい関係を作ればいいものが手に入る。
人と人とがやっていること。
思いと思いが交錯すること。
何となくDANLOにいい豚が届くわけじゃない。
いろんな人の思いや選択の中で選ばれて最終的にDANLOにたどり着く。
だから食材は近い方がいい。
すぐ逢えるから。
ゆっくり話ができるから。
日々変わる相手の状況が見えるから。
結局、今日もまる公さんと2時間話した。
地味だけどこの時間好き。