おおとりもの

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NPOが主催する「樹木ときのこの観察会」に先日行ってきました。

きのこを知るには、まず木を知らないといけない。

唐松にはハナイグチ、コナラにはナラタケ、赤松には松茸、ツガにはオオツガタケという具合に

その木の付近にはこのきのこが生えるという関係性があるわけです。

ですから木を知ると自分が欲しいきのこが見つかるということなんです。

林の中を歩いているとき木を見ながら進んで行きます。

それで何となく歩く方向が決まっていく感じです。

その繰り返しの中で自分が好きな林、場所が決まってくるのです。

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観察会の帰りに違う場所で偶然発見しました。

コウタケです。人生初。

今年はコウタケが大豊作なのは知っていたのですが

まさか自分が採れるとは思ってもみなかった。

しかもこんな沢山!

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計ったら3、8Kありました。

車でゆっくり走っていて違うきのこに目が入ってきて

車から降りてそのきのこを確認しようした時、足元に群生してたんです。

慌てて踏まないように辺りを丁寧に見渡したらこんなにあったんです。

コウタケって狙って採れるきのこではないんです。

見た目が枯れ葉のようで気づきにくい。

あっても通り過ぎてしまうくらいなんです。

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いや〜久々に興奮しました。

これがあるからきのこは辞められない。

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さて、どんな料理にしようかな。

 

 

 

 

 

 

ジレンマ

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雨の日が続いていてなかなかきのこ採りにいけません。

うーん困ったものです。

そんな中でもタイミングをも見て無理矢理行ってます。

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いつ採れなくなるかわかりませんので採れる時には採っておきたいわけです。

これからどんどん出てくる保証はどこにもありませんから。

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気温が急に高くなって心配しています。

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僕の感覚だと今年はあまりよくないです。

種類にもよりますが厳しい状況が続いています。

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雨が降りすぎるのも困ったものです。

なかなか人間の思うようにはいかないものです。

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行きたいけど行けない。そんな日が続きます。

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今回はこれだけ採れました。

でも貴重なきのこになることは間違いないです。

ジビエをやる覚悟

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クロカワ、オオツガタケ、オオモミタケ、ヤギタケ、ヤマドリタケモドキ、クリタケ

今、フレッシュなものはこんな感じです。

興味がある方にはこの箱を見せて自慢します。

すごいですね!と言われたい。

ただそれだけです。

これからもっと種類を増やしていく予定です。

とは言っても自然相手なのでわかりませんが、、、

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こちらも自然相手に捕れた駒ヶ根の熊です。

いつも鹿をもらっている石沢さんの加工場。

ちょうど熊を解体しているところでした。

こういうの見ちゃうとどうしても欲しくなります。

直感的に美味しそうと思ったら買いたくなる。

理屈ではなく本能的に。

 

でも買った後、冷静に考える。

そうだ、思い出した。熊はとても難しい食材だった。

独特な臭い味がある。一筋縄ではいかない曲者だ。

個体差もあるし、食べている物でもかなり味に差が出る。

価値感があるので他のジビエより当然値段も高い。

いわば熊は博打みたいなものだ。

何よりこのマニアックな食材を好んで食べてくれるお客さんが

どれくらいDANLOにいるだろうか?

買った後、明子に言われた。

「売るのは私なんだからね!」

確かにそうだ。

誰かになしに勧めるわけにはいかない。

 

僕は覚悟もってこの食材に向き合うしかない。

熊、石沢さん、お客さん、明子、自分に対して責任を持つ。

みんなが喜びそして納得しないといけない。

それができないのなら僕はジビエを諦めたほうがいい。

すべてに対して失礼にあたる。

美味しく作れないのならわざわざジビエ(野生動物)をやる必要はない。