生ハムの途中経過。
湿度の低いこの時期は表面が乾く。これが重要。
今のうち外側を作っておかないと湿度が高い6月を乗り超えることができない。
いくら湿気が少ない長野県といっても、腐るときは腐る。
だから、注意深く見守っていく必要がある。
あとは、彼ら(生ハム)の力を信じること。
生ハムの途中経過。
湿度の低いこの時期は表面が乾く。これが重要。
今のうち外側を作っておかないと湿度が高い6月を乗り超えることができない。
いくら湿気が少ない長野県といっても、腐るときは腐る。
だから、注意深く見守っていく必要がある。
あとは、彼ら(生ハム)の力を信じること。
坪田さんは塩尻の洗馬でワインを作っている。
とても物静かで穏やかな人。ゆっくりと語りかけるように話をしてくれる。
内に秘めたワインへの並々ならぬ情熱はその容姿からは想像しがたいものだった。
坪田さんは、静と動、理論と感性、緻密さと大胆さ。そんな相対するものを兼ね揃えている人だ。
なんて魅力的な人なんだ。
そして、その魅力はしっかりワインにも反映されている。
力強くて繊細な感じがワインを口にするとわかる。
飲んだワインの印象と実際その作り手にお会いするとだいたい同じ味だ。
その人の個性がはっきり出ている。
心が豊かな人が作れば豊かな味になる。
坪田さんのワインはそんなワインだ。
ふと、僕の料理はみんなにどう映っているだろう。
ただおいしいだけじゃなくて、みんなの心が豊かになる感じ。幸せな気分になる感じ。
そんな 料理が作れたらなぁ。なんて思う。
そのためには僕の心が豊かでないと。
自分の心が豊かになるには、心の豊かな人に出会うことだ。
その人からいろんな話を聞いて感じることだ。
そこから見えてくるものが必ずある。
それが僕の心と体を動かす力になる。
僕の生きる力になる。
夜中、車をふっとばし、朝方真鶴に着いた。
1時間仮眠をとって僕らの船は港を出た。
僕らの目的は甘鯛を釣って、DANLOで提供することだった。
大きな発泡スチロールを船に乗せ、意気揚々とずぶの素人は大漁を想像していた。
しかし現実は甘くない。
5時間で釣れた唯一の甘鯛がこれ。
おまけに船酔い。だから釣れてもこんな顔。
そして、ここは海の上。当然、僕だけ帰ることはできない。
残り1時間はベンチで寝ていた。
僕にとって辛く、苦い経験となった。
しかし、一緒に行った仲間のおかげで、今夜は魚づくしのパーティーができそうだ。
期待が膨らむ。
食材調達に貢献できなかった私は料理でみんなに貢献するしかなかった。
うまい、うまいと言いながら、あっという間にきれいに平らげてくれた。
そのみんなの食いっぷりが嬉しかった。
こういう時、実は、ちょっとプレッシャーを感じる。
釣りは素人でも料理はプロなわけだから、いいとこ見せなきゃって思う。
船の上ではかっこ悪かったけど、台所の前ではかっこよかったよ!(声 仲間たち)