アイナメと私

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アイナメ、マナガツオ、真鯛、スズキが到着しました。

その中でアイナメは初挑戦。1K以上から脂が乗って美味しいようだ。

身もはりがあってだれてない。プリッとしてる。そして繊細な旨味がある。

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6月7日でとうとう40の大台に乗った私。

もっとしぼっていい体を作るのが40歳のテーマ

 

身にはりがあってだれてない、プリッとしてるアイナメのように、、、

 

 

 

何ができるのか

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今年は四月の終わりに第一陣の仔豚を放牧した。

ここから約4ヶ月、放し飼いにする。

だから、僕の店に届くのは早くても9月になる。

雪が多いここ小谷では冬の放牧は難しい。

豚にとって最高の環境ではあるが、逆に言えば自然が厳しい所でもある。

僕は毎年小谷まで来て生産者の松井さんや小林さんと話をする。

そこで僕は愕然とした。

現状はこうだ。

まず、生産者一人につき50匹の仔豚を仕入れる。

一匹2万円。50×2=100万円の出費

豚一頭が死ぬまで食べる飼料、約400〜500K

必要な飼料、400k×50頭=20t

今、飼料が円安で高騰、1t6万円

20×6=120万円の出費

4ヶ月愛情込めて育てた豚一頭の買い取り額、約5万円。

50×5=250万円の収入

手元に残るお金、250−220=30万円

つまり豚一頭売ってたった6千円。

しかも、そこには電柵、発電機、小屋の修理、湧き水を引くパイプ代は入っていない。

それより何より松井さんの労働代が入っていない。

これじゃ趣味にもならない。

 

この現状をどう変えればいいのか。

どうすればいいものが残るのか。

どうすれば真面目にやっている人が報われるのか。

僕には分からない。

正直ここまで来ると何をすればいいのか。

何が僕にできるのか。

分からない。

 

これじゃ日本の農業は確実に消える。

誰か、そうならない最善な方法を教えてほしい。

みんなの考えてることが知りたい。

 

前向きな気持ちになるために、、、

明るい未来にするために、、、

 

 

今やれること

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先日は本金のお酒とDANLOのお料理を楽しむ会。

たくさんの人が来てくれた。

地元の小さな酒蔵と小さなイタリアンが手を組んだ。

こういう試みは僕ら自身も刺激になる。

新たな発見がある。

本金の恒ちゃんも僕も同世代。

僕ら世代が何か仕掛けないと、、、

小さくても発信できることが必ずある。

そんな思いが一緒だった。

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お酒に合う前菜の盛り合わせ

稚鮎のフリット、新タマネギのパンナコッタ、ゴルゴンゾーラのグジェールなど

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豚肩ロースのコンフィ ふきのとうのソース

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お米のプリン 酒粕のジェラート添え

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今、自分ができることを一個ずつやるしかない。

その地道な作業がいつか大きな力になることを信じて、、、