程よい距離感

春の収穫祭

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今年はなかなか行けなくて思うように調達できなかった。

とは言え、一回行けば充分な量が確保できるのが山菜。

店で出すにはこれくらいあればいい。

つまり、、、

採れた量を嘆いているのではなく、行く機会を逃してしまったことを嘆いているのだ。

きのこもそうだけど、山へ行って食料を調達してくる。

それがが楽しい。

人が狩りをしていた頃のDNAが僕の中にまだ残っている。そんなふうに思う。

そう考えると次は鹿や猪かな?なんて思う。

でもそこに踏み切るにはちょっと勇気がいる。

山菜やきのこは手軽に行けるが野生動物はそうはいかない。

いろんな準備がいるしお金もかかるし、殺めて肉にするまでが大仕事だ。

チームで動かないといけないし、1人で完結できない。

そういう理由でここ何年も躊躇している。

僕はやっぱり現代人だ。縄文人にはなれない。

山は好きだけど街も好き。

どっちも程良い距離でいたい。

 

だから諏訪なのかな。

店と漁は同じ

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この時期僕らは仲間と一緒に福井県常神半島へ行く。

ふぐのフルコースと新鮮な魚を求めて。

僕は民宿の飾らない素朴な感じが好きだ。

ここには世界からの観光客もまだ来ていないようだ。

いつもと変わらない風景がそこにあった。

なんか安心した。

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しかし、今年は魚が異常なくらい捕れていないと言っていた。

こんな年は記憶にないと。

理由はいろいろ考えられるが、これだからとは言い切れない。

そんな単純なことではないようだ。

大女将が言っていた。

漁は博打やで、ほんま。

大量な時もあれば時化で何日も捕れない日が続くこともある。

実際この日も大潮と波で船は沖までは行ったが仕掛けを上げることができなかった。

常神の男たちのテンションは明らかに下がっている。

捕れたら機嫌がいいし捕れなきゃ暗い。

僕もそうだ。予約が入って忙しい時はいきいきしてるけど、

暇な日が3、4日か続くと余計なこと考えたり、落ち込んだりする。

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そうか!こう考えればいいのか。

店(DANLO)も漁も一緒だと。

お客さんは魚と同じで毎日読めない。

今日は満席だけど明日はゼロ。

理由はわからないが暇な日が続く。

それを何でだろう、と考えていてもしょうがない。

お客さんは自然なもの。

毎日程よく来てくれるのが理想だけど。

でも、その方がむしろ不自然なことと捉える。

漁ほどではないにしろ店も博打のようなもの。

いい時もあれば悪い時もある。

 

だから、もっと物事を大局的に見る力をつけたいと思う。

ただの飲み会

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女人禁制の深夜のワイン勉強会。茅野のカフェZOにて開催されました。

いろんな職種の人が集まります。

酒屋さん、酒蔵の杜氏、パン屋さん、イタリアンのシェフ、お花の農家さん、整体師、カフェのシェフ、地ビールの作り手など、、、

もちろんソムリエの方もいます。

共通点といえば、みんなワインとどうでもいい話が好きで、このグダグダした感じが好きなんだと思います。

まぁ11人も集まればこんなにボトルが空いてしまう。

どこの国の品種は何で、どんなワイナリーのワインを飲んだか?

どの順番で飲んだか?

答えられるのは持ってきてくれたソムリエのHさんだけだと思う。

その都度Hさんが説明してくれて、その時はみんなで感想を言い合ったりしてるのですが、、、

朝になって目が覚めるとすっかり忘れているんです。

どうしようもないくらい。

みなさんもお気づきとは思いますが、これはワイン勉強会などという高尚なものではなく、

ただの話し好きのおっさんの飲み会と言えます。

自分を少しでも良く見せる為に、かっこつける為に冒頭で言ってしまいました。

深く反省します。

と言いながら反面、こんなゆるい感じがいいなとも思うんです。

美味しい酒と料理と仲間がいて朝までグダグダと話しをする。

これでいいじゃないか。これで充分じゃないかと。

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また秋に開催を予定している。

次はどんな勉強会に、あっ!もとい、どんなおっさんの飲み会になるんだろう。

今から楽しみにしている。

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ソムリエのHさん、次はもう少し覚えて帰るね。